ホームページ 成長について 発達について


発達について


発育 (育って大きくなること)

成長( 時間的経過に伴って個体の形態的あるいは量的増大などの変化 )

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   発達( 生体が、時間的経過に伴って形態・技能・行動などを変化させていくこと )


精神発達について 運動発達について

精神発達 (心のはたらきの発達)

感情:

 

ある状態や対象に対する主観的な価値づけ。「美しい」「感じが悪い」など対象に関するものと、「快い」「不満だ」など主体自身に関するものがある。また、一時的なものを情動、持続的なものを気分と呼び分ける場合もある。

 

情緒:

 

人にある感慨をもよおさせる。感情のうち、急速にひき起こされ、その過程が一時的で急激なもの。怒り・恐れ・喜び・悲しみといった意識状態と同時に、顔色が変わる、呼吸や脈搏が変化するなどの生理的な変化が伴う。

 

知能:

 

学習し、抽象的な思考をし、環境に適応する知的機能のもとになっている能力。

 

知性:  

物事を考え、理解し、判断する能力。人間の知的能力。

 

 +

 

運動発達 (体を動かす機能の発達)

 

 

 

 

月ごと、年齢ごとの赤ちゃんのイメージはこんなです。

 

1〜2か月の赤ちゃん】

 体重の増加がみられ、重くなっていく感じがします。
 起きている時は、お父さんやお母さんの顔をじーっとみたり、動くものを目で追ったりします。また、音に反応して手足を動かしたり、目が動いたりします。生まれた頃に比べると、寝る時間と起きている時間が少し定期的になります。

 

【3〜4か月の赤ちゃん】

 この頃まではとても発育の程度が大きく、体重も生まれた時の2倍くらいになります。
 生活も起きている時と眠っている時のリズムが次第にはっきりしてきます。起きている時は盛んに声を出したり、手やいろいろのものを口にもっていきしゃぶります。ガラガラを握らせて遊んでみましょう。
 声をかけると、声のする方に顔を向けます。よく名前を呼んで、声をかけて、あやしてみましょう。あやすと赤ちゃんからも笑いかけてきます。
 自分の指やこぶしをじっとみたり、指を動かしてみたりすることもあります。

首はほぼすわってきます。
 赤ちゃんを抱いた時、頭がぐらつかず、まっすぐ支えられていれば首がすわっています。

●3か月で首がまだすわらないのですが・・・
 3〜4か月健診ではまだ首が 十分にすわっていない子もいます。5か月近くになっても首がグラグラすると思ったら、かかりつけの小児科医に相談しましょう。

 

【6〜7か月の赤ちゃん】

 この時期の赤ちゃんはからだにも丸みを帯びてきます。
 寝返りが上手にできるようになり、おすわりもそろそろできそうなころです。両手を前について、背を丸くしてすわれるようになります。また、まわりへの関心も強くなってきます。
 赤ちゃんは手をのばして手当たり次第に触ったり、掴んだりするようになります。手にするのは何でも口に入れようとするのでタバコやコインや電池などを間違って飲み込まないように注意しましょう。また、引出しや開き戸もすぐに開けるようになるかもしれません。要注意です。赤ちゃんのまわりを整理しておきましょう。

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【9〜10か月の赤ちゃん】

 赤ちゃんの動ける範囲が広がり、ハイハイなどで移動していきます。支えられて立ったり、つかまり立ちが始まるようになってきます。
 笑顔を見せ、声を出して抱かれようとしますが、知らない人があやすと泣くなど、人見知りが始まってきます。
 赤ちゃんから目が離せなくなっていきますが、安全対策に気をつけましょう。

 

【1歳のころ】

生まれて1年がたちましたね。この1年間のできごとはお父さん、お母さんにとって本当に大変だったでしょう。
 この頃は歩ける子と、まだ歩けない子がいて、個人差があります。歩けない子もじきに歩けるようになってきます。後追いがはじまり、忙しい時などは大変ですが、声かけを十分に行い、お子さんとのきずなをしっかりと結びましょう。
 また、大人の言う簡単な言葉[おいで、ちょうだい]などがわかるようになり、一生懸命話そうとします。ことばの発達は、話すことよりも、言われたことを理解することの方が先にできるようになります。

●まだ歩かないのですが・・・
 歩行開始の時期は生後10か月〜1歳6か月くらいまでと個人差があります。もし1歳6か月頃までにまったく歩くようすが見られない場合は 、ちょうど1歳6か月健診ですのでかかりつけの小児科医に相談しましょう。

 

【1歳6か月のころ】

 つまづいたり、倒れたりしながら、だんだん上手に歩くようになります。
 パパ、ママ、ワンワン、ブーブーなどの意味のある片言や、まわりの人の様子をみて、まねするようになってきます。
 また、やりとり遊びができるようになってきます。たとえば、おもちゃを「はい、どうぞ」と渡し、「ちょうだい」といって手をだすと返してくれます。このやりとり遊びは話し言葉をはじめとして、こどもの発達を助けます。

●まだしゃべらないのですが・・・

 意味のある片言が1〜2語あればOKです。意味のある片言がまったくなければ、まず聞こえに問題がないか注意して観察しましょう。発語がなくても聞こえに問題なく、興味のあるものや知っているものを指さして、あーあーなど言ったり、周りのひとの顔を見るようであれば問題ないことがほとんどです。2歳までに発語があれば普通の範囲でしょう。

 

【2歳〜3歳のころ】

 この頃になると、ずいぶんとバランスをとるのがうまくなり、少しなら走れるようになってきます。
 遊び方も、ずいぶんと広がってきます。箱や積み木を横にならべて電車にしたり、飲み物の入っていないコップから飲むふりをします。
 2語文といって「マンマ ちょうだい」「ワンワン きた」などの2つの言葉をつなげて、簡単な問いにも答えるようになってきます。
 自己主張が強くなってきて、なんでも自分の思うようにやりたがり、それをとめると抵抗したりして、困ってしまうこともでてきます。

 幼児期前半(1歳6か月〜3歳)のころは赤ちゃん卒業と自我のめざめの頃で、まねしん坊のしたがり屋・欲しがり屋です。ほめられると乗りやすいがすぐに飽き、しかられると怒りん坊や泣き虫になったり、かんしゃくもちで気に入らないとひっくり返ったりする時期でがまんが苦手です。そして、少し恥ずかしがり屋にもなってきます。この時期の目標は自律性と生活習慣です。

 

【3歳すぎ〜6歳のころ】

幼児期後半になります。

3〜4歳では、 動き が活発になり、遊び好きでおしゃべりが好きです。自分の名前が言えるようになり、日常会話が少しずつ上手になってきます。身のまわりのこともできるようになり、お友だちもできます。そして、お友だちとの遊びも多くなり、簡単なおままごと、怪獣ごっこなど「ごっこ遊び」をするようになってきます。はじめは意地っぱりでへそ曲がりですが、徐々に優しさや思いやりが身について、順番などがわかります。

5〜6歳でははっきりとした発音で話ができるようになり、随分お兄ちゃんお姉ちゃんらしくなってきます。お約束も分かってきて、理屈が多くなり、善い悪いもわかるようになります。

幼児期後半に自立性と社会性が養われます。